
この記事ではゲーミングモニターの選び方について初心者でも理解できる様に解説します。
特にフォートナイトやApexといったシューティングゲームをプレイする人向け!
僕はもともとフォートナイトを「PS4+テレビ」でプレイしていたのですが、段々とのめり込み、ついには高fpsを求めてゲーミングPCとゲーミングモニターを購入しました。
240fps出せるゲーミングPCを手に入れても、普通のモニターに繋いでいたら実力が発揮できませんからね(理由はリフレッシュレートの項目をチェックしてみて下さい!)
実はPS4やスイッチのプレイヤーにとってもゲーミングモニターが合った方が有利なんですよ?(その理由についても解説!)
ゲーミングモニターを選ぶには「リフレッシュレート」が最も重要ですが、それ以外にもチャックしておくべき事があり、初心者にはなかなか聴き馴染みの無い用語が出てきます。
それらを丁寧に解説していきますので、どれを選べば良いか判断できる様になりましょう!
選び方を理解した上でおすすめのモニターについても紹介するのでチェックしてみて下さい。
ゲーミングモニターの選び方
リフレッシュレート
モニターが1秒間に画面を表示させる回数の事を”リフレッシュレート”と言います。
ゲーミングモニターにとってこれが一番大事と言って良いでしょう!
60Hzのモニターなら1秒間に60回画像を表示
144Hzのモニターなら1秒間に144回画像を表示
240Hzのモニターなら1秒間に240回画像を表示
パラパラ漫画をイメージすると分かりやすいと思います。
- 1秒間に6枚めくる
- 1秒間に24枚めくる
この2択ならそして24枚の方が動きが細かいですよね?
ゲームでも同じです。リフレッシュレートが低いと画面がカクカク動き、リフレッシュレートが高いとヌルヌルと動きます。

出典:https://gifmagazine.net/post_images/709585
動画にするとこんな感じですね。
特にFPS・TPSといったシューティングゲーム(フォートナイト含む)ではエイムに非常に大きな影響を与えます。
ここで重要なのが、どんなにリフレッシュレートが高いモニターを買っても、ゲーム機側の出力速度が遅いと意味がありません。
ゲーム機(またはPC)にはグラフィックボード(グラボ)というグラフィックを処理する専用のパーツが搭載されています。
グラボのスペックによって、1秒間に何枚の画像がモニターへ送られるかが決まります。
この数値を”fps”と言います。
つまり、ゲーム機のfps値にあったモニターのリフレッシュレートを選ぶ事が重要という事です。
- 任天堂スイッチ(30fps)やPS4(60fps)➡︎ 60Hzのモニター
- ゲーミングPC (144fps) ➡︎ 144Hzのモニター
- ゲーミングPC (240fps) ➡︎ 240Hzのモニター
ゲーミングPCのfps値はグラボのスペックによりますが、
- GTX1650〜GTX1660なら144Hzモニター
- RTX2060以上なら240Hzモニター
がオススメです。その中間の場合どっちにするか迷うところですが、僕なら144Hzかな。
また、大体のテレビは60Hzなので、スイッチやPS4はリフレッシュレートに関してはテレビでも問題ありません。(後に説明する応答速度やサイズの問題でゲーミングモニターの方が良いけど)
応答速度(入力遅延)
モニターがハード(PS4やPCなど)から画像を受け取ってから、モニターに映し出すまでの時間を応答速度と言います。
単位はms(ミリセカンド):0.001秒 です。16msなら0.016秒経ってから画面が表示されます。
別に普通のゲーム(RPGとか)ならあまり気にする必要はないのですが、FPSやTPSといったシューティングゲームの場合、応答速度の影響が出てきます。
入力遅延が大きいと「こっちが先に撃ったはずなのにやられているっ!!」といった悲しい状況が起きるという事です (´;ω;`)
ざっくりの感覚でいうと、
16 ms:シューティングゲームにおいて問題の無いスペック
32 ms:よくゲームをやる人は気付くレベルの遅延
48 ms:普通の人でも気付くレベルの遅延
スペックで応答速度1msとか書かれていれば問題ありません。
パネル方式
パネル方式とは画面を映し出す方法の違いです。詳しい説明は難しいので省きます。
パネル方式は4種類あってそれぞれの特徴をまとめます。
※視野角というのは、画面が正常に映る範囲の事です。視野角が狭いと斜めから角度を付けて見た時にちゃんと映りません。まっすぐ画面を見るなら視野角はそれほど重要じゃない。
TN(Twisted Nematic)
安価で反応速度が速い。普通の価格帯は大体コレです。
ゲーミングモニターとしてはもっとも主流であり、シューティングゲームをやるならコレがおすすめ。
IPS(In-Plane Switching)
色の表現がしやすいので、クリエイター向けです。イラストや映像にこだわる人はコレ!
VA(Vertical Alignment)
黒色の表現が優れている。RPGやレージングゲームなど美しい映像を楽しむゲーム向け。
有機EL
応答速度と画質の良さを両立している。但し価格が高い。
フォートナイトやApexなどのゲームには「TN方式」がオススメです!
表面加工
表面の質感で2種類に分かれます。
グレア(光沢タイプ)
反射しやすいので照明や自分の顔などが映り込む。色がハッキリしていて深みがある。
➡︎色彩が重要な画像・映像編集をするクリエイター向け
ノングレア(非光沢タイプ)
反射が無いので集中しやすい。目が疲れにくい。
➡︎集中力が重要なゲーマー向け
フォートナイトやApexなどのゲームには「ノングレア」がオススメです!
サイズ
自分の視野内に画面全体が収まらなければいけません。(じゃないと画面端に映った敵を見逃す)
目の位置(座る位置)と画面までの距離によって適正な大きが変わります。
一般的なデスク上に置いてプレイする場合は24インチ〜27インチが主流になります。
僕の体験談ですが、大は小を兼ねると思って27インチのモニターを買ったんですよね。
しかし、少しでかいです。ゲーム中の画面端が少しみにくい。なので、24インチを買っておけばと後悔しました。
ゲーム以外の何か作業をするのに使う時はでかい方が便利というのはありました。その点は27インチのメリットかな。でも次買うなら24インチ。
解像度
「FHD,フルHD(1920×1080)」「WQHD (2560×1440)」「4K QFHD(3840×2160)」
フォートナイトをやる上では、最低でもFHD(フルHD)は欲しいです。
4Kまでは必要ないですが、美しい映像のRPGとかをやりたいなら要検討ですね。(高いです)
デザイン(調節機能)
画面の位置を調節できる機能が付いていた方が便利です。
特に上下の角度や高さが調整できると便利ですよね。
安いのだと付いていないのもあるので気にしておいた方が良いです。
端子
PCに付いているものがモニターにも対応しているか確認します。
【HDMI】
【DisplayPort】
【DVI-D】
HDMIとDisplayPortだったらDisplayPortの方の方が解像度やリフレッシュレートにおいて高スペックに対応します。

引用:https://pcpick.net/feature/monitor-cable-difference/
例えばHDMI1.4であれば120Hzまでしか出ないので、144Hzや240Hzのモニターを買っても性能が発揮できません。
240HzならDisplayPortは必須と言って良いでしょう。
ベゼルレス、極細フレーム
画面の枠外部分(フレーム)の幅が細い方がスタイリッシュに見えます。
また、ゲームプレイ時の没入感も深いです。
曲面ディスプレイ
曲面だと画面端と目の距離が近くなり視界に入りやすい為、没入感が増します。
どちらかというとRPGやレージングゲーム向け。
FPS・TPSではフラットディスプレイの方が正確に情報を読み取れると思います。
テアリング対策
グラボが高性能で1秒間に240枚の画像を送ってくるけど、モニターは144Hzで1秒間に144枚しか映せない。
そうなると処理が混雑してしまい、1枚の画像に複数の画像を表示してしまう。
これを「テアリング」と言います。

出典:http://faq3.dospara.co.jp/faq/show/8398?site_domain=default
この画像の様にズレた様な描写になります。
テアリング対策として、グラボにリフレッシュレート以上の画像を送らない様コントロールしてくれる機能が「G-SYNC」と「AMD FreeSync」というものです。
G-SYNCはNVIDIA製のGPUしか使えませんが、AMD FreeSyncであればNVIDIA製でもAMD製でもどっちでも対応しています。(NVIDIAとかAMDというのはグラボのメーカー名)
フリッカーフリー機能

出典:http://japannext.net/
画面のちらつき(一瞬黒いしましまが入る感じ)が消える。
体感できていないレベルのちらつきも目に負担を与えているらしい(目の疲れや肩こりにつながる)。
長時間プレイするなら欲しい機能になります。
ブルーライトカット機能
目に優しい。
個人的にはとても助かっている機能です。通常モードでやると目がすぐ疲れますが、ブルーライトカットの機能を使うと長時間プレイできる。
Black eQualizer(ブラック・イコライザー)機能

出典:https://www.cfd.co.jp/product/display/g32qc/
暗い場所を明るく表示する(例えば、影の下の敵が見えやすくする)。
フォートナイトはPC版の場合、設定で影を消せます。それでも夜の場面だと結構暗くて見にくかったりするので、合った方が有利だと思います。
Color Vibrance(カラー・ビブランス)機能
色を強調できる。(例えば、ラマみたいなアイテムを見つけやすくできたり)
DyAc(ダイナミック・アクチュアリー)機能
BenQ製のハイエンドゲーミングモニターだけに搭載。
ブラックフレームを一瞬挟む事で残像がキレイに消えて見える。
ゲーミングモニター選びの失敗談
まあ、失敗という程では無いんですが、僕が最初買ったのは165Hz・27インチのゲーミングモニターでした。
これですね。いや、この製品自体には何も不満は無かったのです。
165Hz(または144Hz)を買うと240Hzが欲しくなる
ゲーミングPC自体は240fpsまで出せるものを買ったんですよ。
だけどモニターは165Hzも240Hzも体感ではそんなに変わらないだろうと思って、けちって165Hzを買いました。
それでももともとがPS4の60Hzだったんでめちゃくちゃ感動しましたよ。「すげーー!」って。
もちろんフォートナイトの勝率もバカ上がりして、チャンピオンリーグまで到達できました。
しかし、レベルが上がってくるとまた勝てなくなってくるじゃないですか?
そんな時思うんですよ。240Hzなら勝てるんちゃうか?….と。
それで結局我慢できずに手を出してしまいました(笑)
最初から240Hz買っておいた方が良かったです。。
27インチは少しでかい!24インチがおすすめ!
サイズの解説の時にも話したんですけど、ゲーミングモニターの主流は24インチか27インチです。
僕は大は小を兼ねるだろうと27インチの方を買っちゃったんですね。
それでゲームするんですけど、ちょっと画面端が視界から外れます。
PCデスクにモニターを置いてプレイしていますが、椅子を少し離してプレイしていました。
24インチにすれば良かった!!
ただ、ゲーム以外で普通にPC作業をする時はでかい方が断然やりやすいと思います。
一長一短ですが、せっかくゲーム用に買うなら24インチがオススメです。
最初はこれを買いました。これも悪くはなかったんですが。。
結局、こちらに買い替えました。(24インチ → 27インチ、165Hz → 240Hz)
おすすめのゲーミングモニター
ここまでの説明は理解頂けたでしょうか?
ゲーミングモニターを選ぶ上で注意したいポイントをまとめると、
こんな感じですね。赤字の部分はしっかりとチェックして選んで下さい。
黒字の機能はオプションになります。基本的に高価なもの程、たくさんの機能が付いている感じです。
これを踏まえておすすめのゲーミングモニターを紹介します。
switch・PS4向け75Hzゲーミングモニター
コンソール機はPS4でも60fpsが限界なので75Hzのゲーミングモニターを買えば十分です。
テレビではなくゲーミングモニターを買うメリットは、
- 応答速度が速い(入力遅延が少ない)
- 全体が視界に入るサイズ
応答速度が速い為、入力情報がすぐに画面に反映されます。
テレビでプレイするよりもほんのわずか先の未来が見えるイメージかな。
敵との撃ち合いで勝ちやすくなります。
また、テレビだと画面が大きく画面端(の敵プレイヤーとか)が視界から外れやすいですが、24インチモニターであれば画面全体が視界に収まります。
以上より、コンソールプレイヤーであってもテレビよりゲーミングモニターの方がより有利にプレイする事ができます。
オススメはこちらのモデルです。価格と機能面のバランスが良いです。
応答速度0.7msや、暗所を明るく表示する「ブラック・ブースト」機能が魅力。
フォートナイトの夜のシーン等、暗がりの敵の視認性を改善します。
144Hzゲーミングモニター
144fps以上出せるスペックのゲーミングPCにオススメのモニターです。
価格と機能のバランスが一番取れているのがDellのモデルになります。
必要なオプション機能が揃っていながらコスパが良い。
240Hzゲーミングモニター
240Hzは製品によってかなり価格にバラツキがあります。
価格と機能のバランスが一番取れているのがAOCのモデルになります。
機能面でとても優秀かつ、最もコスパが良い。

以上、ゲーミングモニター選び方についての解説でした。
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