ドスパラのゲーミングノート「GALLERIA GCL1650TGF」についての実機レビューです。
低価格でゲーミングノートを手に入れたいという方にはオススメのモデルになります。
特にゲームだけではなく仕事や学習などでも兼用で使えるノートPCとしてはこれがかなりハマると思います。
フォートナイトプレーヤーとしてプレイ感も検証しました。
良い点だけではなく微妙だなと思った点も含めて使用感をまとめたので、是非参考にして下さい!
※本記事はメーカーから商品を提供頂き、実際に使用した上でレビューしています。
目次
GCL1650TGFの評価(リフレッシュレートなど)
スペック・パーツ構成解説
このスペックはゲーミングノートのエントリーモデルになります。
- ビジネスやクリエイティブのシーンで使うには十分にハイスペックである。
- ほとんどのゲームにおいて、フルHDで快適なプレイができる。
- e-Sportsと呼ばれる様な競技性の高いゲームにおいてはリフレッシュレートが低いなどの不満が残る。(それでもPS4などのゲーム機よりは高いパフォーマンスが発揮できる)
価格(コスパ)比較
同レベルのパーツ構成をした他メーカーのPCと比較!
メーカーを挙げればキリが無いので、個人的に思う”有名どころ”をピックアップしました。
GCL1650TGFかなりコスパ良い!
比較するとMSIのモデルの方が安いですが、こちらはGCL1650TGFに比べて各パーツのスペックがワンランク下がっています。スペックを取るか価格を取るかで選択が分かれそうです。
その他のメーカー(ここに載っていないメーカー含めても)比べるとGCL1650TGFは圧倒的にコスパが良いなぁと感じます。
ちなみにmacbookとsurfaceはゲーミングノートではありません。GCL1650TGFを検討している人はゲームがメイン用途じゃない人もいそうなので比較対象にしました。
これらの高性能ノートPCよりも安価でありながら、独立したグラボが搭載されておりハイスペックとなっています。
したがって、ビジネス・クリエイティブ(動画編集など)の用途としてもオススメできます。
GCL1650TGFを使ってみた感想
なんでも万能にこなすハイスペなノートPC
ガレリア GCL1650TGF
持ち運びやすいデザインとサイズ感
ビジネス・プログラミング・動画編集・ゲーム 全部OK
ハイスペでサクサク動くのにロープライス
使い勝手
持ち運び
動画編集
ゲーム
かなり万能でコスパが良いPCです。しかし、満点には及ばない理由なども含めて各項目について詳細を説明していきます。
使い勝手
PCとしての基本的な使いやすさについて下記3項目に注目しました。
- キーボード
- インターフェイス
- サクサク感(Web閲覧,office製品)
【キーボード】
打感に関してはまあ普通です。押しごたえはそこまで無く、ゲームに向いているかって言われるとそうでもない気がします。
気になったのは「Enter」と「DEL」のキーです。
よくあるキーボードだとEnterキーって縦長で面積が広いですよね?
それに慣れてしまっている為、GCL1650TGFのEnterキーはどうにも押しにくいです。慣れると思いますが、「ターンッ!」って押したい人にはちょっとマイナスポイント!
あとテンキー(右側の数字キー)を無理やり配置した感があって、DELキーの位置とかも最初はちょっと慣れません。
テンキーなしで良かったのに。。
【インターフェイス】
インターフェイスは特に不満の無い構成です。必要十分が揃っています。
【サクサク感】
ウェブサイトの閲覧に関してはめちゃサクサクです。タブをいっぱい開いてもそうそう落ちません。
YoutubeやNetflixといった動画視聴も問題無し!
但し、スピーカーの音声はそんなに良くありません。少し割れた様な音になります。「映画を見る」「音楽を流す」といった場合、外部スピーカーやイヤホンで聴きましょう。
ビジネス・学習用に良く使うOffice製品が入っていないモデルだったので、代わりにGoogleのスプレッドシートを試しました。(まあExcelみたいなもんです)
関数を使っても全く問題無く使用可能であり、計算などは基本的に一瞬で完了します。
プログラミングをやるにも十分すぎるスペックですよ。
持ち運び
ノートPCなので持ち運びやすさは重要です。下記3項目に注目しました。
- 外観(デザイン)
- サイズ
- 重さ
- 充電の持ち時間
【外観・デザイン】
良い意味でも悪い意味でも”無個性”って感じ(笑)
閉じた状態だと完全に真っ黒でブランドマークもありません。個人的にはこれは好印象です!
ガレリアのマークが目立つ位置に付いていたら仕事とかでちょっと使いづらいじゃないですか…?笑
個性を出したかったらステッカーなんか貼れば良いしね!
画面を開いた状態だとワンポイントでGALLERIAのロゴが付いています。(キーボードの左上)
画面上部にウェブカメラも付いているのでビデオ通話可能です。
裏面はメッシュがあり排気される様になっています。
【重さ】
2.1kg
- 家の中の持ち運び
- 近くのカフェに持っていく
これくらいなら全く問題無い重さです。女性でも全然持てますよ。
ただ「軽い!」とは思わないかな。片手でも持てるけどかなりずっしり感はある。
リュックに入れて街を持ち歩けば肩が凝るでしょう。出張に持ってく為にキャリーケースに入れた場合でも「おもっ」ってなるくらいには重量感があります。
【サイズ】
36cm(横幅) × 24.4cm(奥行き) × 2.6cm(厚さ)
サイズは15.6インチでよくあるデイパックに納まるくらい
ゲーミングノートは15.6インチか17インチのどちらかが多いです。
基本的には15.6インチを推します。15.6インチなら一般的なリュックなんかに入れやすく外へも持ち運びやすいです。
17インチだと家の中での持ち運びならできますが、外へ持ち出すにはかなりしんどく感じます。
【バッテリーの持ち時間】
バッテリーの実際の持ち時間はこんな感じです。
ゲームやるなら必ず電源ケーブルを繋いだ方が良いですね。100%に充電しておけば多少の作業なら数時間は持ちます。
画像・動画編集
独立したグラボが付いているので動画編集や画像編集(フォトショップとか)はかなり安定して動作するし、処理が速いですね。
動画編集用にmacbook proを買う人多いですが、GCL1650TGFの方がコスパが良いと感じます。(勿論macbookにはOSの違いやデザイン性の良さがあります。性能面での話です。)
【画像編集 Adobe Photoshop】
ディスプレイの発色がそこまで優れているわけではないので、本格的な現像などには向いていないと思います。(なのでグラフィッククオリティ重視のイラストレーターさんとかには向いていない)
普通に「Youtubeのサムネイル」や「資料に使う素材」の作成なんかには十分です。
- 画像の切り抜き
- フィルタ処理
低スペだと処理に時間がかかる作業も1秒もかからないです。サクサク!
例えばフォートナイトのスキンの切り抜き素材を作ってみましたが、ノンストレスに作業できました。
【動画編集 Adobe Premiere Pro】
次に動画編集です。こちらも画像編集と同様にグラフィックの発色を重視しない限りは余裕で動作します。
- カット
- フィルタ処理
- 動画の書き出し
これらの処理を試してみました。
さすがにフィルタ処理や動画の書き出しの処理に関しては負荷が掛かるのでファンの音が大きくなり、「シュイィーーーン」と音が鳴りました。
カフェでの作業なら問題無さそうですが、図書館とか静かな場所では辞めておきましょう。
6分のフルHD動画を書き出してみましたが、2〜3分程度でエンコードが完了しました。
ゲーム
ゲームのプレイ感について下記3項目に注目しました。
- サクサク感
- ファンの音
- 発熱
【サクサク感】
3Dゲームであってもかなりサクサクと動作します。さすがゲーミングPC!
フォートナイトのプレイに関しては次章で更に詳しく評価しています。
ほとんどのゲームに関して、フルHDで快適にサクサク動作(60FPS)します。
例えば、
- フォートナイト
- Apex
- VALORANT
- Ark
- マインクラフト
- FF14
- etc…
こういった人気ゲームが快適に楽しめます。
SSDが採用されているので、起動時間などはPS4などのゲーム機よりも圧倒的に速いです。
不満点としては、4K(高解像度)や高リフレッシュレートでのプレイはできません。
【ファンの音】
普通にネットしたりYoutube見てるくらいならほぼ無音ですが、ゲームをしている時のファンの音はかなりうるさいです。「シュイィーーーン」とずっと鳴っています。
音が気になる人はゲーム時はイヤホンでプレイした方が良いかも。
【発熱】
まあまあPCが熱くなります。あ、触って火傷する程では無いですよ(笑)
CPUの温度をモニタリングすると75°C程度です。(PCの表面温度はもっと低いです)
これは特に問題は無い温度ですが、長時間続けるのは怖いです。
そもそもゲームの長時間プレイにノートPCはあまり向いていません。
どうしてもデスクトップよりも排熱性能が劣ります。
1,2時間プレイしたら少し休ませた方が良いでしょう。(パーツ寿命が長持ちします)
GCL1650TGFでフォートナイトをプレイ
このサイトはフォートナイトの攻略サイトでもあるので、フォートナイトのプレイ感をメインに紹介します。
Apexなどの他のシューターゲームでも似た様なプレイ感になると思います。
fps値(フレームレート)
GCL1650TGFでフォートナイトをプレイした時のPC状態をモニタリングしました。
fps値が分からない人はこちらの記事で解説しています。
【設定】
fps値はフォートナイト上の設定”グラフィッククオリティ”によって変化します。
画質を良くするとfps値は下がる為、プロゲーマーは基本的には”低設定”でプレイします。
ちなみに赤枠の”VSYNC”をオンにするとfps値が著しく下がりカックカクになったので、ここは必ずオフにしましょう。
また電池残量が減るとバッテリー節約機能(省エネモード)になりfps値が下がるので注意
【fps値】
GCL1650TGFでプレイした時のグラフィッククオリティ毎のfps値を調査しました。
バラツキはありますが、低設定であれば平均で160fpsくらい出す事ができます。
入力遅延・応答速度
160fps出たとしてもディスプレイのリフレッシュレートが60Hzなので意味がないのでは?と思う人もいるのではないでしょうか?
確かに画面のリフレッシュレートが60Hzだと60fpsを超えても画面のカクカク/ヌルヌル具合は変わりませんでした。
但し、fps値が高い方が圧倒的に入力遅延が少なかったです。
入力遅延とはボタン押してからキャラが反応するまでの時間の事です。
fps値が高い方が入力してすぐさま反応してくれました。
遅延が少なくなる事によって、”エイムのやりやすさ”や”敵の攻撃に反応して壁を張るスピード”なんかはPS4よりも上だと感じました。
デバイス毎のやりやすさランキング
僕はこれまでかなり多くのデバイスでフォートナイトをプレイしてきました。やりやすさについてランキングしてみます。
ガレリアAXFはデスクトップのゲーミングPCです。
GCL1650TGFはデスクトップのハイスペゲーミングPCと比べると勿論プレイ感は落ちます。しかし、その他のデバイスよりはやりやすかったです。
リフレッシュレートはPS4と同じでMAX60Hzなのですが、fps値が高く入力遅延が少ないのでPS4よりも断然やりやすいです。同じ理由で120Hz出せるiPad Proよりもむしろ良かった。
GCL1650TGFはどんな人に向いているか
おすすめしたい人
- PS4以上の快適さでゲームができて気軽に持ち運びができる。出張が多いゲーム好きのビジネスマンにオススメ!
- 大学生で学習(プログラミングやオンライン授業)とゲームを両立できるPCとして購入するのもオススメ!
- macbook Proなどの高性能PC以上のハイスペ(独立グラボ付き)でありながら安い!動画編集や画像編集を行うクリエイターにオススメ!Youtube投稿にも挑戦できます。
- 今のPCの動作が重い。もっとサクサク動くノートPCでコスパの良いものが欲しい人にもオススメ!
おすすめできない人
- フォートナイトなどのe-Sports系ゲームにおける”ガチ勢”であり、競技で勝つ事を目指すならリフレッシュレートが低いのでオススメしません。
- イラストレーターや動画クリエイターでグラフィックに重きを置く人にはオススメしません。もっとディスプレイの発色が優れているものにした方が良いです。(Youtubeによくあるバラエティ系やゲーム実況レベルの動画編集は楽勝です)
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